TANKA(タンカ)は、チームの記憶を持つ、チーム向けのAIエージェントです。この例では、相手の修正案を標準と並べて、入金が1か月遅れ、賠償の上限がなくなる変更を見つけ、昨年の合意を添えて戻す条文案を作り、判断を岩瀬さんと神原さんに期限つきで渡しました。
この場面で困っていること
営業管理の倉橋さんのもとに、取引先から業務委託契約の修正案が戻ってきました。赤字の変更は十数か所。表記の直しに混じって、支払や責任の条件も変わっているようですが、どこが会社の標準と違うのか、すぐには分かりません。
しおさい制作株式会社(16名)の営業管理、倉橋さんの場面です。
TANKAが読んだ記録
- 会社標準の契約書と相手の修正案 2件
- この取引先とのメール 18件(倉橋さん)
- 総務と経理のチャット 4件
- 条項別の交渉指針 1件
チームで共有されている記録を、TANKAがそのまま読みます。
TANKAでの進め方
- 条番号で並べる:標準と相手案を条ごとに対応づけ、表記の直しと条件の変更を分けます。
- 不利な変更を示す:支払・責任・期間の変化と影響、過去の合意を並べ、戻す条文案を作ります。
- 判断を担当へ渡す:賠償は岩瀬さん、支払は神原さんに期限つきで回し、返事を回答の下書きに反映します。
業務委託契約の修正案 不利になる変更は3か所
不利になる変更
| 第5条 支払 | 請求月の翌月末 → 翌々月末。毎月132万円(税込)の入金が1か月遅れる |
|---|---|
| 第9条 責任 | 個別契約の委託料が上限 → 上限なし |
| 第12条 期間 | 12か月 → 24か月 |
TANKAが見つけたこと
相手案のままだと、毎月132万円の入金が1か月遅れ、賠償額の上限もなくなります。一方、昨年11月にこの取引先と結んだ契約では、翌月末払いと上限ありで合意しています(倉橋さんのメール 2025/11/20)。先方担当のメール(11/9)によると、今回の赤字は相手方がひな形を新しくしたためです。
標準に戻す条文案
- 第5条 委託者は、受託者の請求に基づき、請求月の翌月末日までに委託料を支払う。
- 第9条 受託者が本契約に関して負う損害賠償の額は、当該個別契約の委託料の総額を上限とする。
- 第12条 本契約の有効期間は、締結日から12か月とする。
根拠:会社標準の業務委託契約、相手方の修正案(11/9受領)、倉橋さんのメール(2025/11/20)、条項別の交渉指針
同僚へ渡す仕事と期限
| 担当 | 次に進めること | 期限 |
|---|---|---|
| 神原(経理) | 翌々月末払いを受ける場合の資金への影響を見て、可否を判断 | 11/12(木)12:00 |
| 岩瀬(総務・契約) | 第9条を標準の上限に戻す案で進めてよいかを判断 | 11/12(木)15:00 |
お二人の判断が届いたら、先方への回答の下書きに反映して倉橋さんに戻します。12日の朝になっても判断が出ていなければ、TANKAが確認を入れます。
岩瀬さん:「上限なしのまま受けることはしません。昨年の合意があるなら、標準に戻す案で先方に返しましょう。」
引き継いだ後も、進み具合を確かめる
神原さん:「支払は翌月末に戻してください。翌々月末だと、この取引先だけで毎月132万円の入金が1か月遅れます。」
11/12(木)15:20 時点の進捗
確認できたこと
| 第5条 | 翌月末払いに戻す(神原さん) |
|---|---|
| 第9条 | 個別契約の委託料を上限に戻す(岩瀬さん) |
| 第12条 | 12か月に戻す(倉橋さん) |
回答の下書き(先方担当あて)
修正案をお送りいただきありがとうございます。第5条・第9条・第12条は、昨年11月にご合意いただいた条件のとおり、標準の条文に戻したうえで締結させていただけますでしょうか。条文案を添付いたしますので、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
残っていること
- 倉橋さんが回答の下書きを確認し、先方へ送付
根拠:神原さんの共有(11/12 11:30)、岩瀬さんの共有(11/12 15:20)
TANKAがやること、人が決めること
受けるか戻すかを決めるのは岩瀬さんと神原さん。TANKAは対照表と条文案までをそろえます。
担当者と期限を決めて使い始めます。期限が来たらTANKAが確認し、返事を反映します。

