TANKA(タンカ)は、チームの記憶を持つ、チーム向けのAIエージェントです。この例では、承認のない値引き3件(計216,000円)がどれもマニュアルに例のない場面だと突き止め、「こうする・こうしない」の追記案にして、確認を営業部長の片岡さんに渡しました。
この場面で困っていること
業務リーダーの望月さんは、新人営業2人の配属に合わせて、見積・値引きのマニュアルを見直しています。「値引きは見積額の5%まで、超えるときは営業部長の承認」という原則は書いてありますが、迷ったときは結局、営業部長の片岡さんにチャットで聞くのが習慣です。
株式会社まどかリフォーム(19名)の業務リーダー、望月さんの場面です。
TANKAが読んだ記録
- 見積・値引きマニュアル(現行)1件
- 片岡さんへの値引き相談チャット 11件
- この3か月の見積と承認の記録 42件
チームで共有されている記録を、TANKAがそのまま読みます。
TANKAでの進め方
- 迷った場面を拾う:見積の記録と相談チャットから、マニュアルに例がなくて迷った場面を集めます。
- こうする・しないを書く:場面ごとに、正しい対応と避けたい対応を対にして書きます。
- 部長の確認を経て載せる:判断は片岡さん、言葉は高瀬さんが確認し、研修の前日までに仕上げます。
値引きマニュアルの追記案 3場面
TANKAが見つけたこと
- この3か月の見積42件のうち、5%を超えて承認のない値引きが3件・計216,000円
- 3件とも、マニュアルに例がない場面(端数の切り捨て・他社に合わせる・追加工事の無料化)
- 同じ場面の相談に、片岡さんがチャットで11回答えている
マニュアルに足す文(値引きの数え方)
値引きは見積額の5%までです。端数の切り捨て、他社の見積に合わせた値下げ、追加工事の無料化も値引きに含めて数え、合計が5%を超えるときは、提出の前に営業部長の承認を取ってください。
場面1:端数を切りたい
| こうする | 切り捨てたあとの値引きが5%を超えるなら、片岡さんの承認を取ってから出す |
|---|---|
| こうしない | 「端数を切っただけ」と考えて、そのまま出す |
| (9月 | 1,088,000円を1,000,000円ちょうどに。値引き88,000円・約8.1%) |
場面2:他社の見積に合わせたい
| こうする | 他社の見積の写しを添えて、片岡さんに相談する |
|---|---|
| こうしない | お客様の前で、その場で金額を約束する |
| (10月 | 860,000円を780,000円に。値引き80,000円・約9.3%) |
場面3:追加工事を無料にしたい
| こうする | 無料にする工事の金額も、値引きとして数える |
|---|---|
| こうしない | 「サービスで」と口頭で約束する |
| (10月 | 手すりの取り付け48,000円を無料に。見積640,000円の7.5%) |
根拠:見積と承認の記録(8/3〜10/30)、片岡さんへの値引き相談チャット(8月〜10月)、見積・値引きマニュアル(現行)
同僚へ渡す仕事と期限
| 担当 | 次に進めること | 期限 |
|---|---|---|
| 片岡(営業部長) | 3場面の判断が、今の運用どおりか確認 | 11/10(火)12:00 |
| 高瀬(新人教育) | 新人営業2人の目線で、迷う言葉がないか確認 | 11/10(火)17:00 |
片岡さんの直しが入ったら、TANKAが追記案を更新して高瀬さんに回します。確定した版は、新人研修(11/12)の前日までに望月さんに戻します。
片岡さん:「見ます。追加工事は、3万円までなら現場の判断でいい、と一行足しますね。」
引き継いだ後も、進み具合を確かめる
片岡さん:「3場面とも、今の運用どおりです。追加工事は3万円までなら現場の判断でよい、と足しました。」
11/10(火)11:20 時点の進捗
確認できたこと
- 3場面の判断は、今の運用どおり(片岡さん)
- 追加工事の例外「3万円までは現場の判断でよい」を追記
残っていること
- 新人目線での言葉の確認(高瀬さん・17:00まで)
- 11/12の研修で使う版の確定(望月さん)
根拠:片岡さんの共有(11/10 11:20)
TANKAがやること、人が決めること
値引きの基準を決めるのは片岡さん。TANKAは例の案までをそろえます。
担当者と期限を決めて使い始めます。期限が来たらTANKAが確認し、返事を反映します。

