TANKA(タンカ)は、チームの記憶を持つ、チーム向けのAIエージェントです。この例では、回帰テスト48件の失敗2件をログと画面つきの報告にし、1件が直したはずの不具合の再発だと見つけて、調査を坂井さん、再テストを尾崎さんへ渡しました。
この場面で困っていること
みどり坂システムのQA担当・宮原さんは、お客様向けの申請フォームで回帰テスト48件を流しました。結果の一覧とログ、画面のキャプチャはそろっていますが、失敗をどう伝えれば開発がすぐ動けるのか、整理はこれからです。開発の坂井さんは、別の案件で手いっぱいです。
みどり坂システム株式会社(16名)のQA担当、宮原さんの場面です。
TANKAが読んだ記録
- 実行結果 1件(回帰テスト48件)
- 開発チャット 11件(坂井さん)
- テストのチャット 6件(尾崎さん)
- 実行ログと画面 1式
チームで共有されている記録を、TANKAがそのまま読みます。
TANKAでの進め方
- 結果と証拠を結ぶ:失敗したテストごとに、期待結果・実際の画面・ログの行を対応づけます。
- 過去の記録と照らし合わせる:開発チャットとテストのチャットから、再発や環境の問題がないかを確かめます。
- 調査と再テストを追う:調査は坂井さん、再テストは尾崎さんに回し、結果を報告に書き足します。
申請フォーム 回帰テスト報告(48件中 失敗2件)
結果
- 成功 46件/失敗 2件(11/11 実行)
失敗1 必須欄が空欄のまま送信
| 期待 | 足りない項目を表示して、受け付けない |
|---|---|
| 実際 | 完了画面と受付番号を表示(画面2、ログ21〜25行) |
失敗2 受付期限を過ぎてからの送信
| 期待 | 受付終了を表示 |
|---|---|
| 実際 | 入力画面のまま(画面3、ログ32〜36行) |
TANKAが見つけたこと
失敗1は、10/29(木)の回帰テストでも出ていて、坂井さんが10/30(金)の開発チャットで「直しました」と書いた不具合の再発です。失敗2は、ログの時刻が9時間ずれていて、尾崎さんが11/10(火)のテストのチャットに書いた「検証環境の時計がUTCのまま」と合います。不具合ではなく、環境の問題の可能性があります。
根拠:坂井さんの開発チャット(10/30)、尾崎さんのテストのチャット(11/10)、実行結果とログ(11/11)
同僚へ渡す仕事と期限
| 担当 | 次に進めること | 期限 |
|---|---|---|
| 坂井(開発担当) | 必須欄が空欄でも完了する不具合(再発)の原因を調査 | 11/12(木)12:00 |
| 尾崎(テスト実施担当) | 検証環境の時計を直し、失敗2を再テストする条件を確認 | 11/12(木)16:00 |
期限を過ぎても返事がなければ、TANKAが声をかけます。坂井さんの修正がチャットに上がったら、TANKAが尾崎さんに再テストを頼みます。結果はこの報告に書き足し、宮原さんに知らせます。
坂井さん:「再発ですか……。10/30に直したブランチが、マージされていないかもしれません。見ます。」
引き継いだ後も、進み具合を確かめる
坂井さん:「原因が分かりました。修正がマージ漏れでした。今、入れ直しました。」
11/12(木)16:30 時点の進捗
確認できたこと
- 失敗1:マージ漏れが原因。坂井さんが11:30に修正を入れ直し、TANKAが尾崎さんに再テストを依頼 → 成功
- 失敗2:尾崎さんが検証環境の時計を日本時間に直して再テスト。受付終了が正しく表示され、不具合ではありませんでした
- 再テストの結果と原因を、報告に書き足しました
残っていること
- 宮原さんの確認と、お客様への報告(11/13(金))
根拠:坂井さんの共有(11/12 11:30)、尾崎さんの共有(11/12 15:50)
TANKAがやること、人が決めること
不具合かどうかを決めるのは坂井さん。TANKAは報告と調べる場所までをそろえます。
担当者と期限を決めて使い始めます。期限が来たらTANKAが確認し、返事を反映します。

