TANKA(タンカ)は、チームの記憶を持つ、チーム向けのAIエージェントです。この例では、新人の「なぜ寸法を2回測るのか」に、2023年3月の1,200個の返品と手順書の改訂履歴から答え、今の設備でも必要かの判断を小池さんに渡しました。
この場面で困っていること
入社半年の相川さんは、バリ取りのあとに寸法を2回測る手順に、ずっと疑問を持っています。1回目で合格しているのに、なぜ30分おいてもう一度測るのか。忙しそうな製造リーダーの奥田さんには、なかなか聞けずにいます。
株式会社はやせ精工(42名)の製造、相川さんの場面です。
TANKAが読んだ記録
- 作業手順書 第5版と改訂履歴 1件
- 品質記録 2023年3月の不良報告 1件
- 製造チャンネルのやり取り 7件(奥田さんほか)
- 新しい測定器の点検記録 2件
チームで共有されている記録を、TANKAがそのまま読みます。
TANKAでの進め方
- 手順ができた時を探す:作業手順書の改訂履歴から、その手順が加わった版と日付を探します。
- きっかけの記録を示す:同じ時期の品質記録とチャットから、手順が加わった理由を出典つきで示します。
- 今も要るかを聞く:記録で決められない点は小池さんへ。答えは新人向けの「なぜ集」に残します。
「なぜ2回確認するのか」への回答
TANKAが見つけたこと
- 2回目の確認は、作業手順書の第4版(2023年4月)で加わった
- きっかけは2023年3月の品質記録。バリ取りの直後は合格でも、冷めてから測ると規格外で、1,200個が返品になった
- 奥田さんも当時のチャットで「熱いうちに測ると甘くなる」と書いている
相川さんへの回答
バリ取りの直後は部品が熱を持ち、寸法が規格内に見えることがあります。2023年3月に、冷めたあと規格外だった部品1,200個が返品になり、それ以来、30分おいてもう一度測る手順になっています。(出典:作業手順書 第5版 4節・改訂履歴、品質記録 2023年3月)
記録だけでは答えられないこと
2025年に入れた新しい測定器でも、2回目の確認が必要かどうか。設備・品質の責任者の小池さんに確認します。
根拠:作業手順書 第5版・改訂履歴、品質記録(2023年3月)、製造チャンネル(2023年3月 奥田さん)
同僚へ渡す仕事と期限
| 担当 | 次に進めること | 期限 |
|---|---|---|
| 小池(設備・品質の責任者) | 新しい測定器でも、2回目の確認が要るか回答 | 11/13(金)17:00 |
| 奥田(製造リーダー) | 相川さんへの回答が、現場の実感と合っているか確認 | 11/12(木)12:00 |
二人の答えが届いたら、TANKAが回答に足して相川さんに戻します。この回答は新人向けの「なぜ集」にも残し、次に同じ質問が出たらそのまま返します。
奥田さん:「合ってます。あのときは全員で3日かけて再検品したんだよ。それも書いておいて。」
引き継いだ後も、進み具合を確かめる
小池さん:「新しい測定器も恒温室には置いていないので、2回目の確認は今も必要です。手順は変えません。」
11/13(金)15:30 時点の進捗
確認できたこと
- 回答は現場の実感どおり。当時は3日かけて全数を再検品(奥田さん)
- 新しい測定器でも、2回目の確認は必要。手順は変えない(小池さん)
残っていること
- 新人向けの「なぜ集」への追加(相川さんの質問を1問目に)
根拠:奥田さんの共有(11/12 9:50)、小池さんの共有(11/13 15:30)
TANKAがやること、人が決めること
手順を変えるかどうかを決めるのは小池さん。TANKAは理由と経緯までをそろえます。
担当者と期限を決めて使い始めます。期限が来たらTANKAが確認し、返事を反映します。

