TANKA(タンカ)は、チームの記憶を持つ、チーム向けのAIエージェントです。この例では、緩衝材3種の回復率を試験条件と出典ページつきで並べ、3つとも条件が違うため順位は付けられないと示しました。メーカーへの問い合わせは藤岡さん、再試験は竹原さんに渡しました。
この場面で困っていること
開発リーダーの関谷さんは、出荷用の緩衝材をどれに切り替えるか、社長に出す報告をまとめています。手元には回復率が書かれた資料が3つありますが、2つは社内の試験報告、1つはメーカーの試験成績書で、測った人も時期も違います。
白鷺精密株式会社(26名)の開発リーダー、関谷さんの場面です。
TANKAが読んだ記録
- 竹原さんの試験報告 2件
- メーカーの成績書メール
- 開発チャット 7件
- 回復率の定義メモ 1件
チームで共有されている記録を、TANKAがそのまま読みます。
TANKAでの進め方
- 条件と値を拾う:報告書と成績書から、温湿度・荷重・標本数・測定時刻と回復率をページ番号つきで拾います。
- 条件の違いを示す:値ごとに条件の違いを添え、このまま順位を付けられるかを示します。
- 問い合わせと再試験へ:足りないデータは藤岡さんがメーカーへ、測り直しは竹原さんが段取りします。
緩衝材3種の回復率 3つとも条件が違う
条件と値(出典つき)
| A材 | 23℃・50%RH/100N/12枚/10分後 → 92%(社内報告 2025年7月 p.4 表2) |
|---|---|
| B材 | 23℃・80%RH/100N/12枚/10分後 → 84%(社内報告 2026年6月 p.6 表1) |
| C材 | 23℃・50%RH/200N/8枚/30分後 → 88%(メーカー成績書 p.3 図2) |
TANKAが見つけたこと
3つの値は、どれも同じ条件で測られていません。A材とB材は湿度だけが違い(50%RHと80%RH)、8ポイントの差には湿度の影響も含まれます。C材の88%は荷重が2倍、標本が8枚、測定が30分後です。このままでは順位を付けられません。
B材だけ80%RHの理由
B材を80%RHで測ったのは、梅雨時の倉庫を想定したためだと、竹原さんの開発チャット(2026年6月)にあります。
根拠:社内の試験報告(竹原さん 2025年7月・2026年6月)、メーカーの試験成績書(藤岡さん宛てメール 11/10)、竹原さんの開発チャット(2026年6月)
メール例文:緩衝材(C材)の試験条件について
下書き・未送信
宛先:岩本様(C材メーカー 営業担当)
差出人:藤岡
件名:緩衝材(C材)の試験条件について
岩本様
いつもお世話になっております。白鷺精密の藤岡です。先日は試験成績書をお送りいただき、ありがとうございました。
社内でほかの材料と比べるにあたり、次の条件での回復率をお持ちでしたら、お教えいただけますでしょうか。温度23℃・湿度50%RH、荷重100N、標本12枚、荷重を外して10分後の測定です。
あわせて、成績書の回復率の求め方(初期の厚さに対する比率かどうか)もお知らせいただけますと助かります。
お手数をおかけしますが、11月20日(金)までにご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
送信は藤岡さんが確認してから。
同僚へ渡す仕事と期限
| 担当 | 次に進めること | 期限 |
|---|---|---|
| 藤岡(購買担当) | C材メーカーへ同じ条件の回復率と定義を問い合わせ | 11/19(木)12:00 |
| 竹原(試験担当) | 3種を23℃・50%RH・100N・10分後で測り直す日程を決める | 11/19(木)15:00 |
明日の昼までに問い合わせが出ていなければ、藤岡さんに一声かけます。メーカーの回答が届いたらC材の行を、再試験の結果が出たら表全体を、TANKAが作り直します。
竹原さん:「了解です。試験室の空きを見て、明日の15時までに日程を入れます。」
引き継いだ後も、進み具合を確かめる
藤岡さん:「メーカーから回答がありました。100N・10分後の値は手元にないそうです。回復率の求め方は、社内と同じ初期厚さに対する比率でした。」
竹原さん:「11/24の再試験が終わりました。同じ条件で測った結果は、A材91%、B材89%、C材94%です。」
11/24(火)17:00 時点の進捗
確認できたこと
- 同じ条件(23℃・50%RH・100N・10分後、各12枚)で、C材 94%・A材 91%・B材 89%
- 一番高く見えたA材(92%)は、同じ条件では2番目
- C材の回復率の求め方は社内と同じ(メーカー回答・藤岡さん)
社長への報告に入れる一文
3種を同じ条件で測り直した結果、回復率はC材94%、A材91%、B材89%でした。これまでの資料で一番高く見えたA材は、同じ条件では2番目です。
残っていること
- C材の単価と納期の確認(藤岡さん)
- 切り替える材料の決定(関谷さん)
根拠:竹原さんの共有(11/24 16:30)、藤岡さんの共有(11/19 14:10)
TANKAがやること、人が決めること
どの緩衝材にするかを決めるのは関谷さん。TANKAはその手前までをそろえます。
担当者と期限を決めて使い始めます。期限が来たらTANKAが確認し、返事を反映します。

