TANKA(タンカ)は、チームの記憶を持つ、チーム向けのAIエージェントです。この例では、現場チャットにあった「工具どこ?」の質問23件を数えて工具管理の要件書の下書きを作り、決まっていない点を職長の上原さんと開発会社の山崎さんに渡しました。
この場面で困っていること
工事部長の長野さんは、工具の貸出と返却の管理を、紙の台帳から変えたいと考えています。現場の4人に話は聞きましたが、何を記録すればよいかは決まっていません。開発会社の山崎さんからは、要件を書面でほしいと言われています。
かなめ設備工業株式会社(32名)の工事部長、長野さんの場面です。
TANKAが読んだ記録
- 現場チャット 3か月分
- 現場4人のヒアリングメモ
- 工具の貸出台帳(紙をスキャン)
- 山崎さんとのメール 2件
チームで共有されている記録を、TANKAがそのまま読みます。
TANKAでの進め方
- 困りごとを数える:ヒアリングと現場チャットから、工具の質問や返却のトラブルを数えます。
- 要件書を下書きする:目的・記録すること・受入条件を書き、決まっていない点は質問にします。
- 現場と開発会社へ:上原さんと山崎さんに期限つきで聞き、答えをTANKAが要件書に入れます。
工具管理の要件書(下書き):未決は2件
TANKAが見つけたこと
7〜9月の現場チャットに、「〇〇どこ?」という工具の質問が23件ありました。うち15件は、レーザー墨出し器・ハンマードリル・測量機の3つです。返却されたあとで壊れていると分かったことも2件あります。要件書の目的を、この2つに絞りました。
要件書(下書き・抜粋)
- 【目的】工具がいまどの現場にあるかを、電話せずに分かるようにする。返却時の状態を、次の貸出の前に分かるようにする
- 【記録すること】工具名・貸出先の現場・持ち出した人・返却日・返却時の状態
- 【受入条件(案)】事務所のパソコンとスマホで、工具名から、いまの現場と持ち出した人が見られる
- 【未決】倉庫が圏外のときの返却の記録方法(山崎さん)/返却時の状態の選び方(上原さん)
根拠:現場チャット(7/1〜9/30)、ヒアリングメモ(10/14〜10/16)、工具の貸出台帳(9月分)
同僚へ渡す仕事と期限
| 担当 | 次に進めること | 期限 |
|---|---|---|
| 上原(職長) | 返却時の状態の選び方を、現場の職長と決める | 10/23(金)16:00 |
| 山崎(開発会社) | 倉庫が圏外のときの返却の記録方法を、2案で出す | 10/26(月)12:00 |
上原さんの案が届いたら、要件書の「記録すること」を更新します。山崎さんの2案が届いたら、TANKAが範囲を決めるための比較表にして長野さんに戻します。期限の前日には、TANKAから山崎さんに一度確認を入れます。
上原さん:「現場で聞きます。「問題なし」「点検待ち」の2つで足りるか、職長3人に確認します。」
引き継いだ後も、進み具合を確かめる
上原さん:「職長3人と話して、「問題なし」「点検待ち」「修理が必要」の3つにしました。修理のときは写真を1枚つけます。」
10/23(金)15:30 時点の進捗
確認できたこと
- 上原さん:返却時の状態は「問題なし/点検待ち/修理が必要」の3つ。修理が必要なときは写真1枚つき(15:30)
- 要件書の「記録すること」を更新
残っていること
- 山崎さん:倉庫が圏外のときの記録方法の2案(10/26(月)12:00まで)
根拠:上原さんの共有(10/23 15:30)
TANKAがやること、人が決めること
何を作るかを決めるのは長野さん。TANKAは、開発会社と話せる要件書の下書きまでをそろえます。
担当者と期限を決めて使い始めます。期限が来たらTANKAが確認し、返事を反映します。

