TANKA(タンカ)は、チームの記憶を持つ、チーム向けのAIエージェントです。この例では、発明メモが試作1号機のままだと試作担当のチャットから見つけ、2号機の構成で明細書のたたき台を書いて、動作の確認を機構設計の榎本さんに渡しました。
この場面で困っていること
開発の日高さんは、片手で工具を外せる保持具のアイデアを、知財の菅野さんに渡す準備をしています。発明メモと構成図はありますが、メモでは同じ部品が「ツメ」「固定片」と呼ばれていて、試作の経過は試作担当のチャットに流れたままです。
かえで治工具株式会社(30名)の開発、日高さんの場面です。
TANKAが読んだ記録
- 発明メモ 1件・構成図 2枚
- 試作担当のチャット 6件(10月)
- 榎本さんとのチャット 2件
チームで共有されている記録を、TANKAがそのまま読みます。
TANKAでの進め方
- 呼び名を図に合わせる:メモの「ツメ」「固定片」などを、図の番号つきの名前に置き換えます。
- 最新の試作で書く:試作担当のチャットから最新の構成を確かめ、課題・構成・動作を書きます。
- 設計と知財に回す:動きは榎本さん、足りない説明は菅野さんに回し、返事をたたき台に入れます。
工具保持具・明細書のたたき台(2号機の構成で記載)
TANKAが見つけたこと
発明メモは試作1号機のままです。試作担当の10/15のチャットに「ばねが強すぎて工具が跳ねるので、2号機でばねを弱くした」とあります。たたき台は2号機の構成で書き、ばね3の説明を変えています。
たたき台(抜粋)
- 【課題】片手で工具を外そうとすると、保持具ごと持ち上がり、工具を落とすことがある。
- 【構成】保持具は、工具を挟む固定爪1と、固定爪1を開く解除レバー2と、解除レバー2を元の位置に戻すばね3とを備える(図1)。
- 【動作】解除レバー2を押すと固定爪1が開き、片手で工具を外せる。手を離すと、ばね3が解除レバー2をゆっくり元の位置に戻す(図2)。
呼び名を合わせた所
- 「ツメ」「固定片」→ 固定爪1
- 「つまみ」「レバー」→ 解除レバー2
根拠:試作担当のチャット(10/15)、発明メモ(9/30)、構成図(図1・図2)
同僚へ渡す仕事と期限
| 担当 | 次に進めること | 期限 |
|---|---|---|
| 榎本(機構設計) | 2号機のばね3の強さと、レバーが戻る速さを図2と照合 | 11/12(木)12:00 |
| 菅野(知財) | 実施例に足りない説明と、追加の図が要るかを確認 | 11/13(金)16:00 |
榎本さんの返事が来たら、図2の説明に追記して日高さんに知らせます。菅野さんには、1号機との違いをまとめたメモをTANKAが添えて回します。
榎本さん:「2号機の図面で見ます。ばねの値も書いたほうがよければ、入れておきます。」
引き継いだ後も、進み具合を確かめる
榎本さん:「図2と一致しています。ばね3は線径0.6mm、レバーが戻るまで約0.5秒です。」
11/12(木)11:40 時点の進捗
確認できたこと
- 榎本さん:2号機の動きは図2と一致。ばね3は線径0.6mm、戻るまで約0.5秒(11:40)
- たたき台の【動作】に、レバーが戻る速さを追記
残っていること
- 菅野さん:実施例の不足と追加図の要否(11/13(金)16:00まで)
根拠:榎本さんの共有(11/12 11:40)
TANKAがやること、人が決めること
出願の方針を決めるのは菅野さん。TANKAは、技術の説明がぶれないたたき台までをそろえます。
担当者と期限を決めて使い始めます。期限が来たらTANKAが確認し、返事を反映します。

