TANKA(タンカ)は、チームの記憶を持つ、チーム向けのAIエージェントです。この例では、取引先に頼まれた10月分のCO2排出量を社内の記録から計算し、電力の請求書が検針期間の値だと見つけて31,200kWhに直し、範囲の確認を成田さんに、様式への転記を石川さんに渡しました。
この場面で困っていること
くろしお精工の総務、柏木さんのもとに、主要取引先の調達部から「10月分のCO2排出量を、算定根拠つきで11/9までに」と依頼が届きました。電気、ガス、軽油の請求書や記録は社内にありますが、どれをどう使えばよいのか、詳しい人はいません。
くろしお精工株式会社(38名)の総務、柏木さんの場面です。
TANKAが読んだ記録
- 取引先の依頼メールと様式 1件
- 電気・ガスの請求書と給油記録 3件
- 成田さんの電力30分値データ 10月分
- 工場と総務のチャット 6件
チームで共有されている記録を、TANKAがそのまま読みます。
TANKAでの進め方
- 使用量を記録から集める:電力・ガス・軽油の使用量を、請求書と社内の記録から集めます。
- 期間と係数をそろえる:依頼された10月分に期間をそろえ、取引先指定の係数で換算します。
- 確認して提出へ:軽油の範囲は成田さん、様式への転記は石川さんに渡します。
10月分のCO2排出量 合計17,560kg-CO2
TANKAが見つけたこと
総務の使用量表にある電力30,000kWhは、請求書の検針期間(9/16〜10/15)の値です。成田さんが毎月保存している30分ごとの使用量データで10/1〜10/31を集計すると31,200kWh。請求書の値のままだと、540kg-CO2少なく報告することになります。
換算表(取引先指定の係数表 第3版)
| 電力 | 31,200kWh × 0.45 = 14,040kg-CO2(Scope2) |
|---|---|
| 都市ガス | 1,000m³ × 2.23 = 2,230kg-CO2(Scope1) |
| 軽油 | 500L × 2.58 = 1,290kg-CO2(Scope1) |
| Scope1 | 2,230+1,290=3,520/Scope2:14,040/合計 17,560kg-CO2 |
報告文の案
10月(10/1〜10/31)の本社工場のCO2排出量は17,560kg-CO2です(Scope1:3,520kg-CO2、Scope2:14,040kg-CO2)。貴社指定の係数表 第3版を使い、電力は30分ごとの使用量データ、都市ガスは請求書(検針期間 10/1〜10/31)、軽油は給油記録の値から算定しました。内訳は添付の換算表のとおりです。
根拠:成田さんの電力30分値データ(11/2保存)、ガスの請求書と給油記録(10月分)、取引先の依頼メール(10/30)
同僚へ渡す仕事と期限
| 担当 | 次に進めること | 期限 |
|---|---|---|
| 成田(工場長) | 軽油500Lが自社の車両の分だけか、給油記録で確認 | 11/5(木)15:00 |
| 石川(経理) | 取引先指定の様式に転記し、提出用のファイルを作る | 11/6(金)15:00 |
成田さんの確認が届いたら換算表に反映し、石川さんに転記を回します。11/5の13時になっても返事がなければ、TANKAが成田さんに確認を入れます。
成田さん:「給油記録を見ます。配送を頼んでいる業者のトラックが混ざっていないかも確認します。」
引き継いだ後も、進み具合を確かめる
成田さん:「軽油は自社のフォークリフト2台とトラック1台の分だけでした。業者の配送の分は入っていません。」
11/6(金)14:40 時点の進捗
確認できたこと
- 軽油500Lは自社の車両3台の分のみ。Scope1の範囲どおり(成田さん)
- 取引先の様式に転記済み。合計17,560kg-CO2(石川さん)
残っていること
- 柏木さんが提出前に確認し、11/9(月)までに取引先へ送付
根拠:成田さんの共有(11/5 11:20)、石川さんの共有(11/6 14:40)
TANKAがやること、人が決めること
出してよいかを決めるのは柏木さん。TANKAは算定の根拠と報告文までをそろえます。
担当者と期限を決めて使い始めます。期限が来たらTANKAが確認し、返事を反映します。

